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エンゲージリングにダイヤモンドが選ばれる訳

永遠の輝きに想いを託す

【箱パカ】プロポーズの際に男性から贈られる決意の方出来と言えばダイヤモンド!ダイヤモンドは永遠の輝き、万物の中で最も高い硬度を持ち最も高い永遠性を持つ宝石です。人類は古来からダイヤモンドを結婚の際に送っていました。1477年にブルゴーニュの公女マリー姫が占有しているフランス軍を撃退して求婚してきたオーストリアのマクシミリアンからプロポーズされる時に送られたのが最初と言われています。それより以前は権力の象徴として男性の王様が武器に飾ったり、王冠に飾ったり、指輪として身に付けたりと言うのが普通だったのです。
現在の結婚の際に、エンゲージリングとしてダイヤモンドを贈るのには、色々な言い伝えが有りますが、その中の一つを紹介します

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ダイヤモンドの語源は、『アダマス:何者にも征服されざる物』

古いギリシャ言で『鉄』と言う意味の言葉が語源です『ディアマンテ』もそこから派生した類似語で現在もよく使われています。※どんなに権力のある王様にも砕く事が出来ない事から取られているようです。
実はダイヤモンドが初めて人類史に登場するのは紀元前7世紀の事。それから14世紀まで、さっき書いたマリー姫が貰ったダイヤモンドはベルギーのダイヤモンド研磨工ルドヴィック・ヴァン・ベルケム氏が磨いたダイヤモンドでした。ベルケムの登場する2000年余りの間、なんとダイヤモンドは硬すぎて加工する事が出来ませんでした。僅かに表面を仕上げたムガールカットと呼ばれる古代技法は有ったものの宝石として今みたいなキラキラした外観に仕上げる事は出来なかったのです。
しかし、紀元前7世紀からこの地上で最も希少な宝石として扱われて居る事だけは確かでした。不思議ですよね?綺麗でもない宝石を最も価値の高い宝石として古代の人類が定めていて、それが世界中2000年以上変わらず信じられていたと言う事だけでも信じがたいです。ダイヤモンドの語源はアダマスやディアマンテ等、硬い物を表すギリシャ語と言われています。旧約聖書にもダイヤモンドが登場する事から宗教上でも大切な宝石を言う位置づけだったと推測されます。
ダイヤモンドはその語源が示す通り、地上最高の耐久性と強さに永遠性が備わった正に『何者にも征服されざる物』です。
ご主人様から奥様にダイヤモンドを贈のは筆頭者の妻を耐久性と永遠性を兼ね備えた光のお守りが『ご主人様に代わって守る』という意味もあるようです。(いつもいつもそばにいて守って・・・)

・・・何を守るのか?と???が浮かんだ方も多いと思います、人間の心は『ころころ変わる』からココロと言うそうです。結婚式では、神父様か牧師様に『病める時も富める時も…』と聞かれて、『はい!』とお答になると思うのですが、これは単純にお金だけでは無く、健康や愛情や情熱・夢や希望などの事全てが含まれていると言われています。
それら全てが、病める時も富める時も…最初の気持ちを忘れずに愛する事を誓いますか?という質問なので、征服されざる宝石『ダイヤモンド』はその輝きが『結婚しよう!』と思った時と変わらない輝きで永遠に2人の気持ちを守ると言われています!
ダイヤモンドが不変の宝石であるのはそうした思いや夢を何時の日も変わらない輝きで『守る』事に有ると言う事なんです、それに宝石であるという事はダイヤモンドは『受け継がれて伝説となる』と言う事です!

「そんな宝石だからふたりの宝物にして大切に使っていこうね!」って男性に言われてダイヤモンドを受け取った女性からしたらそれは一生ものの宝物になりますね、それがダイヤモンドであり宝石なのです。そういう意味でエンゲージリングは何を貰ったか?よりも誰から貰ったか?がとっても大切です。もっと考えると、その宝石が価値の高い宝石である方が良いかどうか?時間が経てば経つほど、実際の価値が高い方が良いですよね
ブローチでもお爺さんお婆さんの形見の宝石をリメイクしてエンゲージに作りたいという希望を持つ方がご来店されることが有ります、その時、受け継いでいる宝石が価値の無い物である場合に(価値がない程度ならまだいいのですが、偽物だったりはもっと大変)リメイクする事が出来なかったり、リメイクして身に着けた時にその責に相応しい品質に仕上がってくれないと言う事もあります。
ダイヤモンドは今のまま行くと2050年には新規の稼働鉱山がゼロになると言われています。新品は市場から無くなるという意味です。新品のダイヤのン度が買えるのは今だけなのです。50年後に価値が出ないといけないとは言いませんが、出た方が良いと思うのは私だけでしょうか?話が脱線したのでもどります。
新品のダイヤモンドについてのコラムこちら迄

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ダイヤモンドを最初に研磨したベルケムのプロポーズ伝説

コントラスト豊かで美しいハート&キューピッドのダイヤモンド

そんなベルケムにまつわる言い伝えで、ベルケム自身が婚約したいと願った女性に求婚したときのエピソードが残っています。
宝石研磨師の道を志したばかりの若かりしベルケムは研磨師の親方(師匠)の娘に恋をします。そして二人はいつしか愛し合うようになりベルケムはプロポーズします。しかし家柄の合わない者同士の結婚を許さない時代だった事も有り、低い身分の家の子で、まだ駆け出しだったベルケムが自分より身分の高い親方の娘と結婚する事は世間的にも認められませんでした。
そこで親方(師匠)はベルケムに無理難題を出して娘との結婚を諦めさせようします。その無理難題とは【ダイヤモンドを磨く】と言うものでした。それが出来たらベルケムを一人前と認め結婚を許すと言います。親方(師匠)は暗に娘との結婚を諦めさせようとしたのでした。当時ダイヤモンドは打撃を加えて切断したり割ったりすり事は出来ましたが、研磨して光らせる事が出来ませんでした。

そのためルビーやサファイヤに比べてもダイヤモンドの宝石としての重要度は低く宝石としても注目を集めていませんでした。そのため当時の宝石研磨と言えばルビーやサファイヤなどの色石が中心で、ダイヤモンドはその硬さを活かして石に字を書いたり、鉄に傷を付け文字を書いたりする道具として使われていたのです。
ダイヤモンドを磨く、それは長年ダイヤモンドなどの宝石を取扱っていた親方(師匠)を含め名売ての研磨者にも成し得なかった事だったのです。

諦めきれないベルケムは寝る間も惜しんでダイヤモンドを磨くことに没頭します。しかし・・・数多の先人が挑んで出来なかったことが、いきなりベルケムに出来る筈も有りません。何年もの間 試行錯誤を繰り返し挑戦しましたが、ダイヤモンドを磨く事はどうしても出来ない!ついに投げ出してしまったベルケムは研磨しなければならないダイヤモンドを放り出してしまいました。
その時です。
ベルケムの投げたダイヤモンドが何かに当たって火花を散らしました。「?」その火花を見逃さなかったベルケム、それまでベルケムがどんなに頑張って試行錯誤して様々挑んでもビクともしなかったダイヤモンドが火花を出した・・・何に当たったのだろうか?ベルケムが自分で投げたダイヤモンドのところまで行ってみるとそこには偶然にも別のダイヤモンドが在ったのでした。ベルケムはこの事をヒントにダイヤモンドをダイヤモンドで磨くという全く新しい研磨法を編み出し見事に親方(師匠)のダイヤモンドを磨き上げるのです。
ダイヤモンドはダイヤモンドによって磨かれ人間は人間でしか磨けない、実はダイヤモンドの研磨は愛の情熱によって発見されたのかもしれません。
それを見た親方(師匠)は娘との結婚を承諾し、晴れて二人は結ばれたと言いう事です。
その後のベルケムは大活躍し稀代の宝石研磨師へと昇り詰め幸せな結婚生活を送るのです。

現代の婚約指輪物語イギリス王室

色石の王様サファイヤ、ロイヤルブルーは最高色エリザベス女王からダイアナ元妃そして今回ウイリアム王子の婚約者ケイト・ミドルトンさんへ婚約リングとしてブルーサファイヤのリングを贈ったとニュースなどで大きく報道されていました。
一部報道では『呪いの宝石…』なんて書かれてましたが、エンゲージストーンはその家の正当な継承者に受け継がれる宝石です、ダイアナ元妃とチャールズ皇太子の離婚が正式に決定した時にすでにウイリアム王子の元にサファイヤは渡っていました。ウイリアム王子から擦ればお母さんとお父さんの愛の証でもあるブルーサファイヤ。そんな誓いの宝石が『呪い…』なんて全く関係ない事なんですね。
正にあのブルーサファイヤこそイギリス王室のエンゲージストーンであり受け継がれて伝説となる宝石です。

mizusawa_ayumi

将来2人の間に生まれてきて『名前を受け継ぐ』に受け継がれる宝石なんですから、このタイミングこそ記憶と夢を詰め込む最高のタイミングなのですから、金額や周りの平均など気にせず、ご自分たちに合うと思うダイヤモンド(宝石)を選ばれるのが良いのではないでしょうか?
ちなみにイギリス王室のもう一人の王子ヘンリーは婚約の際にボツワナ産のダイヤモンドを贈っています。美しさに勝るボツワナのダイヤモンドを選んだというニュースはとっても驚きました。日本ではダイヤモンドの品質基準重視で4Cだけが高評価のロシア産が多く出回っていますが、現在世界で叫ばれているSDGsやサスティナビリティ、やエシカル等を考えるとロシア産ダイヤモンドと言う選択肢は無かったのではないか?と推測されています。二人の大切なエンゲージリングは竿の生産背景まで美しくなければならない。これは私たちブローチのポリシーとも重なる考え方です。新潟の花嫁に採掘背景や研磨に至る流通まですべてが美しいダイヤモンドをご案内していこうと思っています。
新潟で美しいダイヤモンドをお探しは是非ブローチへお越し下しさい。4Cグレードでは語りつくせないダイヤモンドの美しさをご案内させていただきます。美しいダイヤモンドで最高のプロポーズを!そしてそのダイヤモンドが二人にとって最高の思い出を永遠の輝きに閉じ込める最高のタイムカプセルになる事を祈って。