結婚指輪は、これからの人生を共に歩むふたりにとって「一生もの」となる大切なジュエリーです。毎日肌身離さず身に着けるからこそ、デザインの美しさだけでなく「丈夫さ」や「着け心地」も大切なポイント。そんな結婚指輪の製造方法として、今注目を集めているのが鍛造(たんぞう)製法です。今回は、鍛造製法の魅力とおすすめする理由をご紹介します。
目次
鍛造製法と鋳造製法の違いとは?
結婚指輪を作る方法には大きく分けて「鋳造製法」と「鍛造製法」があります。
まず「鋳造製法」は、金属を高温で溶かし、型に流し込んで固める方法です。繊細な模様や複雑なデザインを表現しやすく、ブライダルジュエリーの多くがこの製法で作られています。一方で、金属内部にわずかな空気の隙間が残ることがあり、強度面では鍛造製法に劣るとされています。
それに対して「鍛造製法」は、金属の塊を高圧で何度も叩き締め、圧縮しながら形を作っていく方法。日本刀や伝統工芸品にも使われる技法で、金属がぎゅっと密に詰まり、丈夫で変形しにくい指輪に仕上がります。
鍛造製法の魅力① 驚くほどの強度
鍛造製法の最大の魅力は、その強度の高さにあります。鋳造製法の指輪と比べて、およそ2倍から3倍の強度を持つと言われており、日常生活で多少の衝撃や力が加わっても変形しにくいのが特徴です。
結婚指輪は料理や掃除、仕事など日々の生活の中でさまざまなシーンに触れるもの。気づかないうちに強い力がかかっていることもありますが、鍛造製法のリングなら安心です。特に「仕事柄、手をよく使う」という方や「できるだけ丈夫な指輪を選びたい」という方にぴったりです。
鍛造製法の魅力② 指に吸いつくような着け心地
鍛造製法は金属の密度が高いため、仕上がりの表面が非常になめらかです。そのため、指通りが良く、まるで肌に吸いつくような着け心地を感じられます。また、内側に丸みを持たせた「内甲丸(うちこうまる)仕上げ」と相性が良く、長時間着けていてもストレスが少ないのも嬉しいポイント。毎日身に着ける結婚指輪だからこそ、快適さは大切です。
鍛造製法の魅力③ 美しい輝きが長持ちする
金属が硬く密に詰まっているため、小さな傷がつきにくく、輝きを長く保てるのも鍛造製法の大きな利点です。結婚指輪は長年着けることで味わい深くなる一方、どうしても小傷が目立ってしまうこともあります。しかし、鍛造リングは硬度が高いため、日常使いでも美しさをキープしやすいのです。さらに、爪で留めたダイヤモンドをしっかりと支えられる強度も魅力。大切な宝石を守るという意味でも、鍛造製法は優れた技術といえます。
鍛造製法の魅力④ 一生ものにふさわしい安心感
結婚指輪は人生で最も長く愛用するジュエリーです。だからこそ「壊れにくさ」「変形しにくさ」はとても重要。鍛造製法なら、年月を経ても安心して身に着けられる丈夫さがあり、まさに「一生もの」にふさわしい仕上がりです。また、鍛造製法の指輪はシンプルで洗練されたデザインが多く、どんな年代でも似合います。長い時間を共に過ごす結婚指輪として選ぶ価値は十分です。
鍛造製法の指輪が揃うおすすめブランド
現在、多くの人気ブランドが鍛造製法の結婚指輪を展開しています。
・クリスチャンバウアー:ドイツ発の世界的ブランド。究極の強度と美しいフォルムで一生ものにふさわしいリングを提供。

・Katamu(カタム):日本ブランド。シンプルかつスタイリッシュなデザインで、日本人の手に馴染むフィット感が魅力。

・nocur(ノクル):リーズナブルな価格帯で鍛造製法モデルを展開。コストパフォーマンスが高く、若いカップルから人気。
まとめ

鍛造製法の結婚指輪は、丈夫さ、美しさ、着け心地のすべてを兼ね備えた「一生もの」にぴったりの選択です。鋳造製法のような繊細なデザイン性も素敵ですが、毎日安心して着けられる強度や長持ちする輝きを重視する方には、鍛造製法をぜひおすすめします。これからの人生を共に歩む大切な結婚指輪。ふたりの絆をしっかりと支える存在として、鍛造製法のリングを選んでみてはいかがでしょうか。






