にわか(ニワカ)こだわりの太め、カッコいいマリッジリング
京都発祥の「和」コンセプトブライダルジュエリーブランドにわか(ニワカ)には太めこだわりの結婚指輪(マリッジリング)シリーズ花匠の彫(かしょうのほり)がある。全国に10人ほどしかその技術を持つものがいないといわれる伝統的な和彫り技術「片切り彫り」を使い鏨(たがね)の左右の角を使い、彫り跡の広さを調節して文様を表現していく技法だ。
にわか(ニワカ)花匠の彫(かしょうのほり)結婚指輪、四季の美しさを伝統の和彫りで表わす
洋彫りとは違い、鏨(たがね)を槌(つち)で手前に引き彫っていく技法を採用。槌の打ち込む力加減で、深くも細くも彫り込みを調整できる。にわか(ニワカ)花匠の彫(かしょうのほり)は日本の花鳥風月の美意識から四季情景を彫り込む。4つの図柄は、春は花霞(はながすみ)、夏はあいの風(あいのかぜ)、秋の紅(あきのくれない)、雪椿(ゆきつばき)がある。
にわか(ニワカ)が発信する花鳥風月の世界
「花鳥風月」とは。私は、和の屏風に描かれる花や風のようなもの、寺院などに置かれたものに描かれている煌びやかなものという勝手なイメージがあった。なので、 にわか(ニワカ)花匠の彫(かしょうのほり)は日本の花鳥風月の美意識で展開されると書かれていても、日本らしい絵柄や四季を表す自然の情景であったら、それが「花鳥風月」と納得していた。調べてみると、「花鳥風月」とは自然の美しい風景や、自然の風物、景色を題材に詩を読んだり絵を描いたりする風流、古来の遊びを指すようだ。風流なので、上品で優雅な趣があり、俗世から離れてその情景を楽しむものだ。つまり日本古来の美しさにおいて、これでなければならないという明確な線はないと私は考えている。受け取り手が感じ方がベースとなって、美しさを決めていくようなまさに「和」の趣のある物なのだ。
にわか(ニワカ)花匠の彫(かしょうのほり)図柄
にわか(ニワカ)花匠の彫(かしょうのほり)の図柄をこの観点から考えてみる。「花霞(はながすみ)」は桜の花が咲き誇り、遠目に薄ピンク色に花の霞がかかるように見えることを指す。彫柄は幅のある太め結婚指輪(マリッジリング)に桜の花と花びらが彫られている。桜の花は力強く花びらはひらひらと軽やかに見えるからこれが和彫りの技術なのだろう。「あいの風」は夏のかきつばたが彫られている。かきつばたは万葉集にも登場する日本で古くから親しまれる花で、「幸福が来る」という花言葉が有名だ。深い紫色の花は高貴な雰囲気を出している。幅のある結婚指輪(マリッジリング)の面に彫りは花だけでなく、すっと美しく伸びるかきつばたの葉が描かれていて、上品な印象だ。「秋の紅」は紅葉が描かれる。紅葉は秋に山々を赤く染め上げ、人々を癒してくれる。厳しい冬をも目前に、身を固めるという意味も見えそうだ。太め結婚指輪に彫柄が敷き詰められており、ひとつひとつの紅葉がしっかりと彫られている。5枚の子どもの手のような葉が太い線と細い線を織りなして彫られ光が当たる様が美しい。「雪椿(ゆきつばき)」は本州、日本海側に自生するツバキ科の常緑小高木で、まさに雪国新潟の花だ。小林幸子さんの歌にもなり、力強く上品な女性を表している。雪をかぶりながら咲く真っ赤な椿は一瞬にして心を奪われる。
どれもこだわりの太めマリッジリング(結婚指輪)の形状と匠の技と、にわか(ニワカ)の日本の情景を大切にする思いが合わさって生まれる、いわゆる芸術品といえる結婚指輪(マリッジリング)ばかりだ。