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アクアマリンが好きだと言われたのですが、どんな石ですか??

アクアマリンってどんな石?

ご質問ありがとうございます。色石に興味を持っていただけるのはとても嬉しいです。その中でもアクアマリンすごく素敵ですね。では魅力あふれるアクアマリンについてお話しさせていただきます。

3月の誕生石アクアマリーンのインサイドセット
アクアマリン
はラテン語で「水」を意味する『アクア』、「海」を意味する『マリン』から由来しています。つまり名前はラテン語の「海水」を意味する語から来ているらしいです。緑柱石のうち透明でスカイブルーの色調のものの宝石名で、和名は藍玉もしくは水宝玉といいます。
なんだか聞きなれないですよね・・・
アクアマリンの和名はもう少し海っぽいのだと思っていたのですが、思ったより可愛くて、初めて聞いたときはビー玉みたいだな・・・と思いました(笑)色石は日本名もそれらしくてかわいいのが多くて調べると楽しいですよね。

アクアマリーンはサンゴ、ブラッドストーンとともに3月の誕生石

ご質問者様に「アクアマリンがすきだ」と言って方は、もしかして三月生まれなのでしょうか??誕生石っていうのも素敵ですよね、主要原産地はマダガスカル、ブラジル、シベリア等です。
呼び名通り、穏やかで美しい海のような宝石で、すがすがしい透明感がとても魅力的…。 その魅力は、フランス王妃『マリーアントワネット』がダイヤとともに愛してやまなかった宝石であると伝えられているほどです。
癒し効果の高いアクアマリンは、古代ローマでは永遠の若さの象徴・不老の護符とされてきました。
アクアマリンは持ち主に健康と歓び、富を与え、幸せな家庭を約束するといわれています。

アクアマリンは、エメラルドの仲間でもあります!!

アクアマリンもエメラルドもベリルという種類の鉱石に分類されます。
アクアマリンの青さは、ベリルに含まれている鉄分によるもので、加熱するとより一層、青味を増す特徴があります。(ベリルとは・・・・ベリルは、さまざまな色合いを持つ鉱物で、アクアマリンやエメラルドなど、その色合いにより宝石名が付けられています。純粋なベリルは無色透明で、ゴシェナイトがそれに該当します。緑柱石という和名が付けられているとおり、緑色系の石が目立つベリルですが、モルガナイトやレッドベリルなど、赤系のものも人気があります。)

現在、アクアマリンの産地としては、ブラジルやアフリカが有名です。特に、ブラジルで採掘されるものは、濃い青色が多いため、高級品とされています。
なお産出される原石のほとんどが、緑色味を帯びたブルーのため、エンハンスメント(品質改良)が施されています。加熱処理と言っても低温で200~300度での加熱で内部が変化します。これは研磨による摩擦熱でも届く温度の為にアクアマリンは全て加熱済みと思って構いません、逆に非加熱のアクアマリーンは市場に在りませんのでご注意を。
良質の宝石用アクアマリンは、傷のない縦に条線をもつ結晶で、美しいブルーをさらに濃く見せるため、手前にテーブルがくるように、カットされることが多いようです。

またアクアマリンは、はっきりとした『二色性』で無色と青色を示すため、見る角度によっては青色をではなく無色に見えることがあります。 六方晶系なので縦にテーブルファセットを取らなかった固体はに植生を発揮して薄い色になってしまいます。
逆に言うと、だからこそ本物の水、水滴のようなきらめきを見ることができるのですね!
アクアマリンは本当にその透き通る清らかな美しさに魅了されてしまうわけですが、別名として、「天使の石」、「人魚石」などと呼ばれたり、数々の逸話が残されたりしています。

宝石の逸話って面白い

まずは、、、その昔、海が荒れ、船が激しく傾き荒れ狂う海の中に放り出されてしまった船乗り。それを助けた人魚と恋に落ちてしまいます。しかし、かなわぬ恋だと知った人魚が流した涙が宝石となり、海岸に流れ着いたものを、船乗りは大切なお守りとして身につけた……というお話があるのです・・・・
ここから派生して、水難・海難防止や、航海全般の安全を願うお守りとして利用されるようになった、とも言われています。
「人魚石」と呼ばれるようになった所以(ゆえん)も、このあたりにありそうですね!!!

アクアマリンの逸話について3月の誕生石指輪を探すならBROOCH
そしてもう一つは、古代ローマでは、ギリシャ神話の1節にある、「海の底に住む“海の精”の宝物が、荒波で海岸に打ち上げられ、石になったもの」が、アクアマリンだったと語られてきました。
同じ時代、月灯りの下でも美しく輝くアクアマリンは、太陽神アポロンの妹である、“月の女神ディアナの石”である、という話も伝わっています。神話にもでてくるなんて・・・さすがですね・・・
(ちなみに月の女神ディアナとは・・・ローマ神話に登場する、狩猟、貞節と月の女神。ユーピテルとラートーナの娘で、アポローンの妹とする説がある。新月の銀の弓を手にする女の姿が特徴
アクアマリンの最高品質のものは、主にブラジルの鉱山にて産出されます。
その中でも、サンタマリア地方で採石された、藍色に近い深い青色のアクアマリンは、別格の美しさがあることから、その産地名を取って「アクアマリン サンタマリア 」と名付けられました。
(サンタマリアは言わずもがな、イタリア語、スペイン語など諸言語におけるイエスの母マリア、聖母マリア、マリア様のことですね!)
しかし、その後、アフリカのモザンビークでも同品質の石が採石されるようになったため、こちらは「アクアマリン サンタマリア アフリカーナ」と、区別して呼ぶようになりました。
そしてまた、近年に入り、マダガスカルなどでも同質のアクアマリンが採石されるようになりました。
そのため、深い青色で美しいアクアマリンを総括して、「サンタマリア」と呼ぶ業者やお店も、見受けられるようになりました。
サンタマリア名の付くアクアマリンは、サンタマリア地方で採石されたもののみ、とする意見もありますので、こだわって入手したい場合には、産地の確認をオススメします。

ちなみにパワーストーンとしての意味は夫婦和合、幸運のお守り、水難除け、献身的な愛情、永遠の若さ、富と喜び生命の源である、海を語源に持つアクアマリンは、穏やかでありながら大きなエネルギーを持つ「天使の石」と言われています!!!持つ者に癒しを与え、異性・仕事関係・近所付き合いなど、さまざまな人と人との仲を取り持ちます。
なんだかすごそうですよね(笑)
アクアマリンはロウソクなどの夜の照明の中では、とりわけ美しくキラキラと輝くことから中世ヨーロッパでは夜会用の宝石『夜の女王』としても好まれていて、昔からパーティー好きの貴婦人に愛用されていたそうです。
こう聞くとアクアマリンはたくさんの名前を持っていますね!!!
その名前どれをとってもみんな美しい名前で、アクアマリンの洗練された美しさが伝わってきます。
他にも知れば知るほど好きになり、もっと知りたいと思えるのが色石の魅力。

アクアマリンの魅力はいかがでしたでしょうか?
これからもアクアマリンを好きになってくれる人が増えると嬉しいですね!!
ご質問ありがとうございました。