にわか(ニワカ)のウエディングリングシリーズ
にわか(ニワカ)の婚約指輪(エンゲージリング)結婚指輪(マリッジリング)などのウエディングリングシリーズには「花」を用いたデザインが多く作られている。「花」は身近な自然の中にあって、開花の季節を迎えると、今が自分の主役の時とばかりに一斉に美しく花弁を開き、その存在を我々に見せてくれる。
花は、前向きに進む力の象徴
古代ヨーロッパの時代から、花は人を元気づけ、高揚させ、決意を持たせるなど前向きに進む力を象徴するものである。冬の時期に、室内でじっと春を待っていると、季節の変化と共に、日差しが徐々に温かさを増し、太陽光の色が黄色みやオレンジみを帯びた暖色系となり、人の心もだんだんと開放感に満ちてくる。自然界から贈られる春はすべて物を明るく活力ある物に変化させてくれるのだ。草花は新芽を付け、みずみずしく太陽に向かって伸びていき、黄色や紫の小さな花から咲き始めて春が始まる。体感の温度も変化するが、日差しや大地の色が春を視覚的に伝えてくれるのだ。
ダイヤモンドは不変のパワー
男女が恋に落ち、将来を共に過ごしたいと決意し、想いを伝えるプロポーズの際に男性は花束とダイヤモンドのエンゲージリングをもって女性のもとを訪ねる。プロポーズには「花」や「ダイヤモンド」が付き物だ。春に大地に起こる温かく高揚した空気感を花に込めて、ダイヤモンドの不変性と力強い輝きにふたりの未来の始まりと重ねて贈るのかもしれない。花を見ていると不思議とパワーが湧いてきて、笑顔になるのは「花」にそんな春のパワーが宿っているからなのだろう。ダイヤモンドは人間が地球に誕生する前から存在する不変のパワーを持つものなので、有限な我々が想いを寄せて当然のものといえる。
にわか(ニワカ)睡蓮(すいれん)ダイヤモンドエンゲージリング
にわか(ニワカ)睡蓮(すいれん)エンゲージリングは、春先の5月から夏ごろに咲く水生植物「睡蓮」をモデルにした婚約指輪(エンゲージリング)だ。春先から湖面に緑色の葉が這うように浮かべられ、そこに白、黄色、薄ピンクで咲いている花が睡蓮だ。よく蓮(はす)の花との違いが難しくとらえられるが、蓮は湖面から茎を1mほども伸ばして咲いているものを言い、睡蓮は水面に浮かぶように花を咲かせる。新潟県阿賀野市にある白鳥が飛来することで有名な瓢湖(ひょうこ)に咲く花は「蓮」なので、機会があれば確認したい。1800年後半から1900年初頭に活躍した印象派の画家、クロード・モネの「睡蓮」を何かで目にしたことのある人もいるかもしれない。睡蓮は水面に浮かびながら楚々と咲く花なのだ。
何が言いたいかというと、この睡蓮は、プロポーズの際に男性が花束に使う花ではないようだということだ。庭先や身近な湖に春と共に咲く花が睡蓮で、花言葉は「純粋な心」「信頼」など、静かで優しいが芯の通った決意を感じさせるもの。「不変」「永遠」の象徴である輝くダイヤモンドをそっと包み込む、決意を意味するデザインなのだ。いつもそこに居続ける。プロポーズで伝えてもらいたい、ひとつのキーワードかもしれない。