新潟の桜は今が見ごろ、【にわか】桜に想いを馳せ最高のプロポーズを
新潟の桜は正に今が見ごろを迎えている。【にわか】が本店アトリエを構える京都の桜はそろそろ散りはじめだろうか。公園やロードサイド、路地を入った先にはこれでもかといわんばかりの満開の桜が咲き、春の訪れをめいいっぱい伝えていてくれる。
少し前までは、新潟の空というと曇りがちで、暗かった。突き抜けるような澄んだ青空という日は珍しい。最近のようなきれいな青空はなかなか見ることができず、新潟の春の桜は、というと白から灰色を帯びた曇天を背景に、薄いピンク色の花がまるで雲のように群がって咲き、空の色と同じ感じ、という印象が私にはある。あまりに淡く薄い桜色が新潟の空の灰色に溶け込んで見えてしまうのだ。しかしそれがまた美しい。今年の桜は3月の下旬に蕾が膨らみ、3月末から4月初旬で開花した。爽やかな青空を背景に自信満々に咲き誇っていたように思う。
桜はその年その年で咲き方、見え方が違う。例えばある年には、なかなか春の訪れが見えず、4月に異例の雪を降らせて雪をまとった淡い桜の年もあった。また別の年には暴風雨に見舞われ、せっかく開いた花が雨風にしおれ散ってしまったなんて年もあった。それでも桜は美しい。桜はその時その桜を見つめる人の気持ちを包み込む美しさがある。
桜はさまざまな感情や情景を込めた表現に使われる。例えば、「桜咲く」受験の合格を表す言葉だ。同じように「桜散る」。桜は美しく咲き誇り、儚く散ってしまうので、その散る様にも想いを込めて使われる。婚約指輪(エンゲージリング)結婚指輪(マリッジリング)で桜をモチーフにしたものにすると、咲くまでの様子や、咲いているときはいいが、散ってしまうときには、「失敗」や「別れ」を意味しているようで、婚約指輪(エンゲージリング)結婚指輪(マリッジリング)のような、永遠性や絆を表したいものには嫌煙してしまう人もいるだろう。なのになぜ【にわか・ニワカ】では桜をテーマにした婚約指輪(エンゲージリング)結婚指輪(マリッジリング)を提案しているのか。
【にわか】桜の花の婚約指輪「初桜(ういざくら)」の想いを考える
【にわか】には桜をモチーフにした婚約指輪(エンゲージリング)結婚指輪(マリッジリング)が多くある。初桜(ういざくら)、花霞(はながすみ)、花篝(はなかがり)、花匠の彫りなどだ。確かに美しく咲く桜なので、婚約指輪(エンゲージリング)、結婚指輪(マリッジリング)にふさわしい。
春の訪れを表す様子から、ふたりで歩む人生の始まりを表しているようで、強い決意と共に歩みを進めることができそうだ。しかし、桜はまた、美しく儚く散ってしまう。花が散ってしまった後の桜の樹は、お世辞にも美しいとは言い難い。「葉桜」という表現もあるが、花びらを落とした直後の桜は、枝先に花弁が少し残り、葉もなくわびしい雰囲気が見られる。なのになぜ【にわか】は桜を婚約指輪(エンゲージリング)結婚指輪(マリッジリング)のデザインコンセプトに充てたのか。それは、桜がこのように美しく儚く散ってしまうからなのではないか。
花が咲き、最高に美しい艶やかな時を迎える反面、花を散らせて、静かで地味な時を持っているかがこそ、婚約指輪(エンゲージリング)結婚指輪(マリッジリング)にふさわしいのではないか。プロポーズのエンゲージリングで桜モチーフのダイヤモンドエンゲージリングをいただいたら、ふと、桜の持つ「儚く散る」イメージを想うことがあるかもしれない。しかし、同時にそれは、これから何年先も、お互いに年を重ねて見た目が少し変わっても「永久にあなたを愛しています」というメッセージとして受け取れると思い、私はやはり桜モチーフに対する憧れや想いが増すばかりだ。