ハワイアンジュエリーの彫りの意味教えてください(マイレリーフ編)
ハワイアンジュエリーの彫りの意味教えてください(マイレリーフ編)
質問ありがとうございます!!ハワイアンジュエリーこれからの季節にぜひ身に付けてフェスやバーベキューなど盛り上がっていきたいですよね。では今回はそんなハワイアンジュエリーの彫りのデザインについてご紹介いたします。彫りの基本パターンは、三種類。
バージョン違いを含めて全5種類となります。「Maile Leaf」 マイレリーフ (以下マイレ)
ハワイアンモチーフ マイレ の意味 マイレはハワイによく見られるツル性の低木で、葉っぱや茎をつぶすとバニラのような甘い香りが漂います。結婚式で新郎新婦の手を結ぶのにつかわれたりします。「 神が宿る神聖な葉」「絆を強く結びつける」「平和」「縁結び」などの意味があり、大切な人との絆を表現します。また「神の足跡」とも呼ばれ、魔除け等にも使われています。ハワイウェディングで欠かせないアイテムと言えばレイ。花婿はマイレのレイ、ピカケは花嫁のレイと呼ばれています。マイレはハワイの在来植物。つる性の低木で、ハワイの森で見られます。
海岸近くから標高2000m近くまでの乾燥した土地、あるいは適度な湿り気のある土地まで、広範囲に分布しますが、生育環境は年々悪化しており、絶滅が危惧される地域も少なくありません。マイレは花が小さく、葉も大きな特徴無いため、森のなかでは目立ちません。しかし、葉と茎を潰したり剥いたりすると出る白い樹液にはバニラのよう な芳香があり、ハワイでは古来から結婚や受勲など重要な儀式の際や、大切な人に捧げるレイの素材としてツルのついたマイレの葉を用いられていました。逸話をご紹介
ちなみにマイレにまつわる神話もあります。
昔、ハワイ島のカウ地区にモーリーという若く美しい女性がいました。父親は彼女の結婚相手は漁師と決めていました。有能な漁師は暮らしぶりも良いし、働き者 だからというのがその理由です。
あるとき、悪知恵の働く漁師があらかじめたくさんの魚を確保しておき、自分が有能な漁師であるとモーリーの父親に信じこませ、婿となりました。しかし、結婚すると彼は働きに出ず、家でぶらぶらしているだけでした。
哀しみに沈んだモーリーはマイレのレイなどで正装すると、ワイアフキニの崖から身を投げたのでした。彼女が死んで数年後、強風の吹き荒れる日には彼女の嘆き悲しむ声が聞こえるようになりました。
そんな日はマイレの香りが強く辺りに漂い、もしその場にマイレ・レイを身につけた人がいると、地に叩きつけられると噂されました。このような神話を背景に、カウアイ島のハーラウでは、お供え物のひとつとして必ずマイレを祭壇(クアフ)に捧げます。
このようにマイレは人と神を結ぶ象徴でもあります。そのため、ハワイの結婚式では、夫婦の絆を未来永劫に守ることを天に向かって契る象徴としてマイレのレイを用います。いかがでしたでしょうか?
ハワイアンジュエリーの彫りのひとつにもいろんな神話やこめられた意味が存在します。
また次回は違う彫りのデザインについてご紹介させていただきます。
一生身に付けるアイテムですから、ぜひそう言った意味にもこだわってハワイアンジュエリーの彫りをお選らびくださいませ!