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BROOCHさんでダイヤモンドの研磨の人が~という話をこの間聞いたのですがベルトさんってどんな人ですか?

                                  

                                         

こんにちは!ご質問ありがとうございます!!

そしてご来店もありがとうございます!!!

もしかするとご婚約指輪でご検討でしたでしょうか??(*^^*)

フィリッペンスベルトがどのような人物なのか、ご案内いたします♪

 

フィリッペンス・ベルト(Phillippens Herbert)

2019年現在、現役最高の研磨技術を持つのダイヤモンドポリシャー(カッター)で1990年にGIAエクセレントカットを世界で最初に成功させたダイヤモンド研磨界の鬼才。さらに1993年にはハート&キューピッドを生み出しダイヤモンド研磨のスタンダードを塗り替えた研磨職人がフィリッペンス・ベルト氏です。BROOCHの展開するアントワープ ブリリアントのダイヤモンドは全て『フィリッペンス・ベルト氏』の手で最終研磨を施しています。

1990年ダイヤモンド研磨技術の新たなスタンダードを確立させた研磨の鬼才「フィリッペンス・ベルト氏」その輝かしい経歴はこれまで彼が培ってきたダイヤモンド研磨にかける尽きない情熱と、あくなき探求心、そして仕上がりに対して妥協を許さない徹底的なこだわり、それを支える確かな技術力、天から与えられた特別な才能、すべてが揃って初めて成し得るものなのです。

ベルト氏の紹介をする前に彼の生まれたアントワープがなぜダイヤモンドにとって重要な場所なのか?を少し紹介します。

時は1447年、ブルゴーニュ公国(現在のベルギー・アントワープ)では、それまでとは明らかに違うレベルで「ダイヤモンドをダイヤモンドで磨く」革新的な研磨法が一人の研磨工「ルドウィック・ヴァン・ベルケム(Lodewyk van Berken)」の手で発見され話題となります。

ソーイングブレードやスカイフと呼ばれる鋼鉄の研磨盤を使用した新しい研磨法は当時最先端のダイヤモンド研磨法としてアントワープで発明されたました。そのため14世紀アントワープはダイヤモンド研磨で世界的な名声を得ていました。

ルドウィック・ヴァン・ベルケムも時のブルゴーニュ公に仕える利き腕のダイヤモンド研磨師でした。ベルケムは2代フィリップ公と3代シャルル公と2代にわたって長く活躍します。

当時のダイヤモンドはベルケム達の活躍により【割る・切る・磨く】が可能になり希少な宝石素材として注目を集めていました。それまで人類の歴史上もダイヤモンドは「どんなに権力の強い王様」にも、自在に加工することは出来ませんでした。無理に衝撃を加えれば思わぬ方向に砕けてしまうダイヤモンド、どんな権力者にも加工できない出来ない事から”征服されざる者”という言葉「アダマス」を語源に持つのです。

そんな超絶素材だったダイヤモンドを自在に磨く。世界で唯一の技術を確立し注目を集めたベルケムの下には様々な王族がダイヤモンド研磨のオファーを持ちかけました。

ベルケムの活躍から550余年・・・そんなベルギー・アントワープのダイヤモンド研磨スピリッツを受け継ぐ数少ないダイヤモンドカッターの一人がフィリッペンス・ベルト氏なのです。

 

フィリッペンス・ベルトという”男”

フィリッペンス・ベルト氏は1960年、アントワープ州のケンペンで生まれます。

ケンペンは1980年代まで約2000件ものダイヤモンド研磨工場が軒を連ねるダイヤモンドの一大産地だったと言います。当時ケンペンにはダイヤモンド研磨の専門学校や職業訓練校が有り、町の住民の大半がダイヤモンド研磨に携わっていたそうです。

フィリッペンス・ベルト氏は少年期に兄弟の誘いでダイヤモンド研磨の道を志します。小さな町工場でキャリアをスタートさせたベルト氏は人並外れた技術の取得スピードで技術を習得して技術向上して行きます。

1979年大手サイトホルダーの研磨工場へ移籍してさらなる高みを目指します。

そして1980年頃からベルト氏は自身の研磨して仕上げたダイヤモンドが放つ『輝き』に注目し始めます。

それは孤高の研磨師となったベルト氏にしか感じ取れない特別な感覚でした。こうしてベルト氏は『ダイヤモンドの輝き』と真剣に向き合い始めます。

ダイヤモンドの輝きは大きく3つの要素のバランスで決まります。

全体の輝きブリリアンス(ファイヤー)、七色の輝きディスパージョン、星の様な表面反射する輝きシンチレーション。この3つのバランスはもちろんのこと一つ一つの要素をもっと極めるにはそうすればよいのか?そんな自問自答を繰り返しながら毎日毎日ダイヤモンドを研摩し向き合う日々・・そんな中、は進みます。

毎日毎日ダイヤモンドと向き合う、磨いて磨いて磨きぬく作業の中でベルト氏は究極の平面を目指し研磨します。

すべては星が煌めきく様な一瞬の強い表面反射を生み出すため。

それは同時に研磨しすぎては失われてしまう光を意識し、より多くの色をダイヤモンドの中からストレートに呼び覚ます為に、研磨角度の追求と一つ一つのファセット面の一致。ダイヤモンドが輝く為に存在する複数の要素を加味しながら仕上げていきます。ダイヤモンドを仕上げる作業は時に矛盾し合う要素を同時にいくつも追いかける作業なのです。

ダイヤモンドを宝石の王たらしめるために

ダイヤモンドの語源は『征服されざる者』という意味を持つ『アダマス』だと言われています。人の力ではどうにも出来ないという意味を持つダイヤモンド。摩耗に対して超硬素材である反面、衝撃に脆く、落下や強く打つと簡単に割れてしまう事も・・・その比類なき硬さと脆さは 強大な権力を持った王侯貴族や優れた学者にもどうにも出来なかったのです。

そうしていつからかダイヤモンドは『宝石の王』と呼ばれます。

そもそも人類は宝石に様々な思いを寄せてきた歴史があります。ある時は権力の象徴となったりの象徴だったり、決意や想いを込めてみたり、そして究極的にはの象徴として、、、造り物ではない美しさに心を惹かれるのは時代が違っても同じこと。

時に人の心を狂わせてしまうよな逸話を持つ魅惑の宝石ダイヤモンド。

そしてその中に眠る美しさを引き出すのは何時の時代も研磨者であるベルト氏達なのです。

何千何万ものダイヤモンドを見、それを使う人に触れ、一つ一つ違った個性を持つ原石と向き合い、そのダイヤモンドの持つ最高の輝きを追い求める。

その中で業を進める日々

ダイヤモンドを究極まで美しく仕上げる事が出来たなら、、、

『究極美、、それは見た人の心を惑わし若しかしたら狂わせるのか?』との問いに

ベルト氏は『そうでなければ、そういう美しさを持ってなければダイヤモンドである意味はない』と仰っておられました。

ベルト氏の磨くダイヤモンドは多くが1ct以下の”ポインター”と呼ばれる小さなサイズのダイヤモンドです。資産価値や動産価値とは少し違うサイズのダイヤモンドを研磨します。だからこそ、それを使う人にとって『自分だけの宝物となる』宝石の王としてのダイヤモンドを届けたい。

それに見合う美しさを引き出す。それがフィリッペンス・ベルト氏なのです。

ダイヤモンドといえばダイヤモンドの巨匠フィリッペンスベルトアントワープブリリアント

 

いかがでしたでしょうか??

フィリッペンスベルトの研磨するダイヤモンドは本当に美しく輝き、お二人のお気持ちを変わらぬ輝きで見守ってくれることでしょう(*^^*)

ご質問ありがとうございました!!

 

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