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婚約指輪と言えばダイヤモンドなのに、なぜウイリアム王子はサファイヤを贈ったのですか?

                                                      

                                                     

                                                         

こんにちは!!

ご質問いただきありがとうございます( *´艸`)♡

ええと、??今回の質問は「婚約指輪と言えばダイヤモンドなのに、なぜウイリアム王子はサファイヤを贈ったのですか?」

ということですね!!確かに、ダイヤモンドと言えば純白無垢な花嫁様に相応しい、透明でキラキラと輝くあのダイヤモンド・・・の、イメージですね・・・・!

じゃあなぜサファイヤだったのか・・・??調べていきましょう!( *´艸`)

 

まずウイリアム王子のプロポーズは2010年、ウィリアム王子がケニアの山小屋でサファイヤの12カラットリングを取り出し、ケイト・ミドルトンさんにプロポーズしました!!このニュースが流れたときは、たちまちサファイヤ旋風が巻き起こります(´艸`*)

だれもが憧れる本物のプリンセスの誕生の瞬間に選ばれたのがサファイヤだったわけですから、みんなその魅力を知りたくなったのですね!

 

もっとも、当然ながらこのプロポーズに使われたサファイヤは他に類のない逸品でした・・・・・!!!

セイロン産の楕円形サファイヤの周りを14個のダイヤモンドで飾ったこのリングは、英国王室御用達ジュエラーの「ガラード」によるもので、元々はダイアナ妃の所有品だったそうです。

そして、イギリス王室とサファイヤの特別な歴史は、さらに19世紀にまで遡ります・・・・(*´ω`*)

 

始まりは1840年にアルバート王子が将来の妻、ヴィクトリア女王に贈ったサファイヤのブローチで、ゴールドの台座に大粒のブルーサファイヤを乗せ、周りを一粒ダイヤで囲んだもの・・・ガラードのクリエイティブ・ディレクターがヴォーグ誌に語ったところによると、「ヴィクトリア女王は(この贈り物が)大変気に入って、結婚式のサムシング・ブルーとして、これをドレスの正面につけることにしたほどでした」と書いているほどです。とても美しいサファイヤが、彼からの贈り物ならそりゃあ嬉しい物・・・!気に入ってしまいますよね!

63年間の治世の間には数多くの貴重な宝石を手に入れたヴィクトリア女王・・・・このブローチは常に特別な存在で、アルバート王配が亡くなるまで大切にしていたそうです・・・(ステキですね・・・)

そして、遺言でこのブローチを王室の家宝とし、以後常に君主の所有にすることを決めたんだとか・・・・

エリザベス女王が君主になると、彼女がこのブローチの後継者に。しばしば身につけているところからして、女王もこれが大変気に入っていることは間違いでしょう…そして、このブローチこそ、チャールズ皇太子がダイアナ妃のエンゲージリングを選ぶにあたっての、インスピレーションを与えたものだったのだとか。

エリザベス女王はブローチを本当によくつけてくださっていたのでしょう・・・

そうしてそんな素敵なブローチを着ける母をいつも見ていたチャールズ皇太子。「ガラードに行ったときに、あの指輪を見て、これこそパーフェクトだと思ったのです」という言葉を残しています。つまり、チャールズ皇太子の中には母親のブローチの記憶にあって、この指輪を選び、ダイアナ妃に贈ることにしたのです!!!

そうしてダイアナ妃はチャールズ皇太子からもらった美しいサファイヤの婚約指輪を大事に使っていきます。

 

ダイアナ妃が1997年に不慮の事故で亡くなった後、当時まだ10代だったウィリアム王子とヘンリー王子は、悲しみに暮れつつも、彼女の遺品を形見分けをしました。

 その際、ウィリアム王子は、ダイアナ妃が父親のスペンサー伯爵から21歳の誕生日を記念して贈られたカルティエ(Cartier)の時計を、そしてヘンリー王子は「幼い頃、母さんの手を握ると、いつもこの大きな宝石の指輪が僕の手に当たって痛かったから」という、なんともせつない理由でサファイアの指輪を選んだといいます・・・・・。

しかし、それから時が経ち、ウィリアム王子がキャサリン妃にプロポーズを決めた際、ヘンリー王子はダイアナ妃の形見の指輪をウィリアム王子に託すことに!(*^-^*)

「母さんの指輪は、彼女(キャサリン妃)が持っているほうがふさわしいんじゃないかな? そして、いつの日か、この指輪(を着けた人物)がイギリス国王の座につくんだ」

と言葉を残したそうです。こうしてヘンリー王子から受けっとたサファイヤの婚約指輪で、ウィリアム王子はプロポーズをしたのです・・・・!!!!

つまりは、今後おそらくシャーロット王女があのサファイブローチを身につけたり、ジョージ王子のフィアンセがサファイヤリングをはめたりするということ。王室の歴史は宝石とともに続いていくのですね。

ヨーロッパでは宝石を代々家族で受け継いで行くビジュー・ド・ファミーユの習慣が根付いています。
その時代に合うデザインにリフォームしたりして祖先や家族の思いを受け継ぎます。
また自分の身を守るお守りとして身につけ、次代へと引き継いでいくのです。

 

すごくロマンのある話ですね!!

家族の石としてその思いを紡いでいく・・・・すごく素敵です・・・・!!

ではそんなサファイヤについてチラッとお話させていただきます!!!

サファイアとは、「青」を意味するラテン語の「サッピールス(sapphirus)」に由来しています。日本名でも「蒼玉(青玉)せいぎょく」と呼ばれ、色を意味する和名がつけられるほど、青という文字が印象づけられます。

古代旧約聖書の中で書かれているサファイアとは、ラピスラズリ(和名は瑠璃)を指しており、サファイアとは特定の石の名前ではなく、古代では青い石全体を意味していたと言う記述もあります。

そのためかサファイアは、一般的に青色のイメージを強くもたれていますが、実際は青以外にも多くの色相をもつ石なのです。

サファイアの宝石言葉には「誠実」「慈愛」「徳望」といった意味合いがあり、ほかにも平和を祈り、一途な想いを貫くというメッセージが込められているといいます。

古代から哲学者、聖人の石と言われ、神の恩恵や慈愛を受け精神の再生をもたらすと信じ、聖職者や賢者にこそふさわしい石と考えられていたサファイア。
枢機卿や司教がもつ指輪にはサファイアがはめられ、その指輪をした手で信者に触れることは、誠実や慈悲を与え、病を癒し、人々を悩みや苦しみから救うことを意味しています。

青い揺らめく輝きが美しい天空の宝石サファイヤでロマンチックなプロポーズ

サファイヤは1つ1つとても個性的な石です。

色鮮やかさや深みによってそれぞれのイメージが全然違います。美しい深い色をしたサファイヤは、質感をもった炎のようなゆらゆらとしたきらめきを放ち、その美しさとなんとも言えない魅力に目が奪われます。薄いカラーのサファイヤは海底から上を見あげたような、水面のきらめきににた穏やかな輝きが心を落ち着かせてくれますね(*´ω`*)

どれをとっても魅力的であることには変わらないです・・・!!

ぜひ実物のサファイヤを見てみて下さい♪

それでは、いかがでしたでしょうか???

家族の宝石として残っていく・・・・すごく深い話でしたね!!!

おふたりに選ばれた婚約指輪も、そうやって残っていくものでありますように(´艸`*)

ご質問いただきありがとうございました!!