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第六話:プロポーズの舞台を決めよう!

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婚約指輪のオーダーを終えたたいしは、次なる課題に取り掛かっていた。

「プロポーズの場所、どうしよう…」

カフェでノートを開きながら、たいしは悩んでいた。みさきが喜んでくれる場所にしたい。しかし、サプライズを成功させるためには、自然な流れで誘い出せる場所でなければならない。

「やっぱり、思い出のある場所がいいんじゃない?」

まみがそうアドバイスすると、たいしはふと考えた。みさきとの思い出の場所といえば…。

「初めてデートした公園、夜景がきれいな展望台、あとは…旅行先で行った海もいいな。」

「ロマンチックな場所ばかりだね! どれも素敵だけど、みさきが一番喜びそうなのは?」

たいしはじっくり考えた。

「みさき、前に夜景が好きって言ってたんだ。旅行先で見た海の夕焼けもきれいだったけど、やっぱり身近な場所で、いつでもまた来られるところがいいかな。」

「それなら、夜景の見える展望台がいいかもね!」

「そうだな、展望台なら二人きりになれるし、落ち着いて話せるし…よし、ここにしよう!」

プロポーズの場所が決まり、たいしは次に「いつ、どうやって」プロポーズするかを考え始めた。

「タイミングも大事だよね。みさきがリラックスしていて、嬉しい気持ちになれる日がいいと思うよ。」

「確かに… 記念日とか誕生日も考えたけど、それだと『何かある』って思われそうだから、ちょっと違う日にしたいな。」

「だったら、二人で特別な思い出を作る日を選ぶのはどう?」

まみの言葉に、たいしはひらめいた。

「そうだ! みさきが前に『夜桜を見たい』って言ってたんだ。ちょうど指輪が完成する頃に桜が咲くし、その日に夜桜を見に行くって誘えば、自然な流れで展望台に行ける!」

「それ、すごくいいと思う!」

たいしはプロポーズの計画を立てながら、心が高鳴るのを感じた。

「じゃあ、夜桜を見に行って、いいタイミングで展望台に誘って、そこで指輪を渡す…。」

「うん、完璧! あとは、言葉をどうするかだね。」

プロポーズの言葉。これが一番重要で、一番難しい。

「みさきに、どう伝えよう…?」

「たいしの素直な気持ちをそのまま伝えればいいと思うよ。」

「でも、ちゃんと心に残るような言葉にしたいんだ。」

たいしは何度もノートに言葉を書いては消してを繰り返した。そして、ようやく自分の気持ちを言葉にすることができた。

「『みさきとずっと一緒にいたい。これから先も、どんなことがあっても支え合っていきたい。俺と結婚してください。』」

「…すごくいい言葉だね。ストレートで、たいしらしくて、心に響くよ。」

「うん、これならきっとみさきにも伝わる。」

こうして、たいしのプロポーズの計画は着々と進んでいった。指輪の完成を待ちながら、たいしはその日が来るのを楽しみにしていた。

「よし、あとは本番を迎えるだけだ!」

夜桜の咲く春の夜、たいしの想いがみさきに届く日が、もうすぐそこまで来ていた。

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